掛け布団は、寝ていて気持ちの良いものを選びたいです
寝ていて気持ちが良い掛け布団とは・・・
保温性・吸湿性・発散性・硬さ・クッション性・肌への馴染みの良さ
それらが自分の好みに合っているものが良い掛け布団と言えるでしょう
その良し悪しを決めるのは掛け布団に使われている中ワタです
良い掛け布団とは
寝心地が良い掛け布団ってどんな布団を言うのかしら?
3つの条件が揃っている掛け布団が良い布団だよ
3つとは暖かい、軽い、ムレないです
暖かい
布団の中の快適な温度は33℃
寒い冬は特に暖かさは外せません
軽い
軽いほうが、人の体への負担が少ない
上げ下ろしや干す時にも力が要らず楽です
しかし好みにより、重い掛け布団の方が落ち着くと言うかたもおられます
ムレない
人は一晩にコップ1杯分もの汗をかきます
この汗がいつまでも布団内部にこもっていると、ムレて寝苦しくなってしまいます
布団の中の快適な湿度は50%前後
日本は湿気の多い気候なので汗を吸収・発散する布団の機能はとても大切です
上記の3つに欲を言えばボディーを包むような柔らかさがあると、尚更いい!
この3つの条件を満たす掛け布団がいいということね
そう、寝心地の良し悪しは布団の中ワタの素材によって左右されるんだよ
掛け布団の素材
掛け布団によく使われる素材についてどんなのがあるか、見ていくよ
主には上記の5種類が考えられるよ ちなみに最近は混合のものも出ているわよね 例えばポリエステルと綿(コットン)やポリエステルと羊毛とのミックスなども最近は出ています 気になったんだけど・・・綿と真綿って違うものなの? よく似た名前だから同じものと勘違いされる場合もあるんだけど・・・全く違うものなんだ 合繊というと中わたに化学繊維(主にポリエステル綿)を使用した布団のこと 軽くて丈夫、暖かく、価格が安く、手に入りやすい、シルクの様な光沢を出せるという特徴を持つのです
そのため(日本布団製造共同組合)によると現在の掛け布団の約70%は合繊布団で占められているそうです 素材別の耐久性は、どの素材も同じ5年です 綿(コットン)は打ち直し 中ワタごとに違う特徴があるから、見ていきましょう 綿(コットン) 保温性、吸湿性、放湿性に優れている やわらかく体にフィットする 繊維が切れないため、ホコリが出にくい 合成繊維(ポリエステル) 陰干しをする
ポリエステルは人口繊維なので「いいとこ取り加工」がし易いのです綿(コットン)と真綿の違い
合繊はポリエステル素材がほとんど
合繊のほとんどがポリエステル綿を採用しているのはポリエステルには良い特徴があるからです耐久性
素材
耐久年数
綿(コットン)
5年
真綿
5年
合繊(ポリエステル)
5年
羊毛(ウール)
5年
羽毛(羽根)
5年に1度は傷み具合を点検し、必要ならリフォームする
羽毛はリフォームで寿命をもっと伸ばせます中ワタの特徴
素材
綿(コットン)
長所
弾力性、保温性、吸湿性に優れている
短所
放湿性がやや悪い、重い、ホコリが出やすい
お手入れ
湿気をためやすいのでこまめに天日干しが必要
収納場所には防虫剤やダニ取りシートを置いておく
素材
真綿(シルク)
長所
短所
収納する際、虫食いに注意
お手入れ
収納場所には防虫剤やダニ取りシートを置いておく
素材
合成繊維(ポリエステル)
長所
ホコリが出にくい、虫やダニが付きにくい、放湿性や保温性はまあ良い
短所
吸湿性にやや欠けるため、ムレやすい
お手入れ
羊毛(ウール)
素材 | 羊毛(ウール) |
長所 | 保温性、吸湿性、放湿性、弾力性に優れている、軽い |
短所 | 収納する際、虫食いに注意、高価 |
お手入れ |
一度へたると回復しにくい 普段は風通しの良い室内で陰干しをして、月に2回ほど天日干し |
素材 | 羽毛 |
長所 | 保温性に最も優れ、吸湿性、放湿性にも優れている やわらかく体にフィットする、軽い |
お手入れ | 収納場所には防虫剤やダニ取りシートを置いておく 普段は風通しの良い室内で陰干しをして、月に2回ほど天日干し |
中ワタ比較一覧
中ワタの特徴を表にまとめると、こんな感じよ
●●●非常に優れている・●●優れている・●普通・×やや劣っている
綿 | 真綿 | 合成繊維 | 羊毛 | 羽毛 | |
保温性(暖かさ) | ● | ● | ● | ●● | ●●● |
吸湿性(汗を吸う) | ●●● | ●● | × | ●●● | ●●● |
放湿性(ムレ) | × | ● | ● | ●●● | ●●● |
圧縮回復率 | ● | ● | ● | ●●● | ●●● |
熱伝導率(夏涼・冬暖) | ●● | ●● | ● | ●●● | ●●● |
軽さ | 重 | 軽 | 軽 | 軽 | 超軽 |
価格 | 普通 | 高価 | 安価 | やや高価 | 高価 |
ダニ | 付く | 付く | 付きにくい | 付く | 付く |
一覧表から羽毛は 高価ではあるけれども、優秀な掛け布団の素材であることがわかります
こんな方にはこの素材がおすすめ
人により合う素材は違うものです
どんな方に、どんな素材がいい?
どんな方? | どんな素材? |
体が弱い・健康志向が高い | 羽毛・羊毛・真綿 |
価格は気にしないで良い掛け布団がいい | 羽毛・羊毛・真綿 |
価格は安いほうが良い | 合繊 |
アレルギー体質である | 合繊 |
一人暮らし | 合繊・羽毛・羊毛 |
夫婦が共に働いている | 合繊・羽毛・羊毛 |
外に干す場所がない(室内干し) | 合繊・羽毛・羊毛 |
家事従事者がいる | 綿・真綿・合繊・羽毛・羊毛 |
重い布団が好き | 綿 |
軽い布団が好き | 合繊・羽毛・羊毛 |
天日に干さないと湿気が飛ばない、天日干しが必須の綿(コットン)は、ほとんど外出されている共稼ぎの方や1人暮らしの方には不向きです
しかし、週に2~3回程、天日干しが、できる方なら・・・
綿(コットン)はお日様に当てると太陽の匂いがしてフカフカになりとても気持ちよく寝られます
ポリエステルの合繊ですが、わたホコリが立たず、ダニが寄り付きにくい、軽い、丸洗いが家庭で出来るものが多いです
価格が安く、お手入れが楽な掛け布団と言えます
アレルギー体質の方にはとてもおすすめできる素材です
素材別に見た掛けふとんの特徴の詳しくは下記の記事もご参考に↓
「西川」の掛け布団
布団の老舗「西川」には掛け布団が豊富に揃っています
「掛け寝具」の中から「掛け布団」を検索すると・・・
厚め(冬)・やや厚め(春、秋、冬)・薄め(夏)の3種類の中から選びます
ここで季節にあった掛け布団を選択できます
厚め
厚め(掛け布団)寒い季節におすすめ
寒い冬の夜、これ1枚でもあったかい
お好みに応じて、毛布や肌掛け布団と組み合わせる事で、さらにあたたかく使用できます
素材は羽毛・合繊・真綿の3種類
おすすめ順、新着順、安い順、高い順
サイズも選んで絞り込んで探してください
「西川」は数が豊富な上に、探しやすいので便利です
羽毛布団は粗悪品を選ぶと側から羽毛が飛び出てきて購入後、難儀します
その店、西川なら品質が確かなので安心です
やや厚め
やや厚め(合掛け布団)季節の変わり目にちょうどいい
春・秋は単体で、真冬は肌掛け布団と組み合わせて使用することができるのが合掛け布団の特徴です
素材は羽毛・合繊の2種類
薄め
薄め (肌掛け布団)夏におすすめ
- 真夏のクーラー対策
- 初夏など気候のよい季節にはこれ1枚で使用
- 真冬は厚めの掛け布団と重ねて使用
組み合わせるとオールシーズン使用でき使いまわせます
素材は羽毛・合繊・真綿・麻の4種類
それぞれの季節にあった素材の掛け布団が載っているんだね
掛け布団だけじゃなく、子供用の可愛いスヌーピー柄もあるし、マスクもあるわ
ホント、ギフト用のベビー布団もあるし選び放題なのね、嬉しいわ
寝具の老舗 西川株式会社の公式通販サイト
【西川 公式オンラインショップ】
まとめ
掛け布団を選ぶときのポイントは
- 季節にあった厚み、暖かさのもの
- 個人の好みにあった中ワタ素材もの
- 生活スタイルにあったお手入れで済むもの
- アレルギー体質の方はダニがつきにくい合繊がおすすめ
余談ですが私はアレルギーなので動物性素材の布団を購入して、1晩寝ただけで体が痒くなり、赤くなり困った思い出があります
以降は懲りて、合繊以外の布団は使用しなくなりました
アレルギー体質の方は素材選びにご注意ください
ダニはアレルギーの原因になっている場合が多いと言われています
これは事実なのでダニ退治はしておいてください(喘息、鼻炎、アトピー性皮膚炎など)
アレルギー体質でない方でも、ダニ捕りシートを寝室に
防虫剤は布団を片付ける押し入れやクローゼットに入れておきましょう
ダニ捕りシートの特徴や価格を比較した記事もご参考に↓
「雲のやすらぎ」敷き布団をご使用の場合でも、ダニ捕りシートはおいておいたほうがいい!
布団とダニ捕りシートはコンビのような物です
カテゴリ:掛け布団 掛け布団の中ワタ素材